どんなタグ?
追加された部分を表す時には、
このinsタグを使う。
<ins>
タグは insert(挿入)の略で、
<ins>
~ </ins>
で挟まれた範囲が、後から追加された項目であることを表すタグです。
- どのカテゴリに属しているの?
- insタグは フロー・コンテンツ, フレージング・コンテンツ というコンテンツ・カテゴリに属しているタグです。
- 梱包できるタグは?
- ins タグは、トランスペアレントコンテンツです。 親要素のタグが梱包できるタグを梱包することができます。
追記や修正が発生した時に使用するのに適しています。
削除された項目を表すdel タグと合わせて使う場面が多いです。
どうやって使うの?
後から追加する項目を、
<ins>
タグで挟む。
ins タグは、後から追加された項目を <ins>
〜 </ins>
で挟みます。cite 属性で、追加された項目について説明があるサイトURLを示したり、datetime 属性で、変更が行われた日時を示すことができます。
- 使い方
-
<ins datetime="2020-10-01">追加された項目</ins>
- どこでも使えるの?
- insタグは フレージング・コンテンツ が配置できるところならどこでも使えます。
- 気をつけることは?
-
ins タグは使用する場所により、中に梱包できるタグが変わります。
また、ins タグは、複数の要素をまたいで使用することができません。例えば、複数の段落(pタグ)が追加されたとしても、各段落(pタグ)ごとにinsタグで囲む必要があります。
ins タグはトランスペアレント(透明)な存在なので、使用する場所によって、梱包できるタグが変わるんだね。
使える属性は?
グローバル属性と、
cite
属性、datetime
属性が使えます。
<ins>
タグには、どの要素にでも使えるグローバル属性と、以下の固有属性が使えます。
cite
属性
項目が追加された理由を示すページのURLを示します。
- 属性値
-
URL
- http://~
datetime
属性
項目が追加された日時を指定します。
- 属性値
-
YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD
- コンピュータによって取り扱い可能な日時を表す文字列で指定します。
ちなみに、datetime属性で使用する日本のタイムゾーン(TZD)は”+09:00″です!
サンプルが見たい
<ins>タグを使ったサンプルを
紹介します。
<ins>
タグを使ったサンプルを紹介します。
基本的な<ins>タグのサンプル
cite属性やdatetime属性は、必須ではありません。また、ブラウザの画面に直接表示されません。
デフォルトスタイルは?
デフォルトでは、
下線が引かれて表示されます。
一般的なブラウザで <ins>
要素を表示した場合、下線が引かれます。
具体的には、下記のCSSと同等のスタイルが適用されます。
テキストリンクと間違えられる可能性があるので、実際に使用する際は、下線のスタイルを打ち消して使うとよいかもしれません。
対応ブラウザは?
すべての主要ブラウザで使用できます。
<ins>タグは HTML3.0以降で利用可能で、主に以下のブラウザが対応しています。
- Internet Explorar
- Internet Explorar あり
- Edge
- Edge 12 ~
- Google Chrome
- Google Chrome あり
- Firefox
- Firefox 1 ~
- Safari
- Safari あり
- Opera
- Opera あり
モダンブラウザは問題ありません。