どんなタグ?
ページの情報を<head>内に記述するときに、
このmetaタグを使う。
<meta>
タグは meta information の略で、
<meta>
の属性に書かれた情報を、検索エンジンやブラウザへ伝えるためのタグです。
- どのカテゴリに属しているの?
- meta要素は メタデータ・コンテンツ というコンテンツ・カテゴリに属しているタグです。
- 梱包できるタグは?
- meta要素は、空要素のため梱包できるタグをありません。
ページの情報を、検索エンジンやブラウザへ伝えるためのタグです。
どうやって使うの?
head~headの中に配置します。
meta タグは<head>
〜 </head>
の中に、属性を指定して <meta>
を配置します。
指定する情報によって属性を使い分ける必要があり、文字エンコーディングの指定には、charset
属性を使い、その他の情報は、name
属性や、charset
属性を使って指定します。
- 文字エンコーディングを指定する場合の使い方
-
<meta charset="文字エンコーディング名">
- 指定する情報がname属性の場合の使い方
-
<meta name="メタデータ名" content="name属性で指定した情報の設定内容">
- 指定する情報がhttp-eqive属性の場合の使い方
-
<meta http-eqive="メタデータ名" content="http-eqive属性で指定した情報の設定内容">
- どこでも使えるの?
- headタグ内でのみ使えます。
- 気をつけることは?
- name属性、http-equiv属性を指定する際には、必ずcontent属性とセットで利用しなければなりません。
ユーザーからは見えない情報ですが、大事な情報なので記述するのを忘れないようにしましょう。
使える属性は?
グローバル属性だけではなく
name属性などが使えます。
<meta>
タグには、どの要素にでも使えるグローバル属性と、以下の固有属性が使えます。
charset
属性
HTMLファイルがどの文字コードで保存されているかを指定する属性。
- 属性値
-
- UTF-8
- 「UTF-8」で保存されたHTMLファイル
- Shift_JIS
- 「シフトJIS」で保存されたHTMLファイル
- EUC-JP
- 「EUC」で保存されたHTMLファイル
name
属性
name属性は、このページに関する情報の種類を指定する属性です。name属性の属性値にその情報の種類を指定し、値はcontent属性で定義します。なお、charset属性または、http-equiv属性とは同時に使用できません。
- 属性値
-
application-name
- アプリケーション名を記述するために指定します。content属性には、アプリケーション名を定義します。
author
- このページの作者名を指定できます。content属性には、作者名を定義します。
description
- このページの紹介文を指定できます。content属性には、紹介文を定義します。
generator
- このページの作成したソフト名を指定できます。content属性には、ソフト名を定義します。
keywords
- このページに関連するキーワードを指定できます。content属性には、キーワードを「,(カンマ)」区切りで定義します。
robots
- 検索エンジンのクローラーに対しての情報を指定できます。content属性には、以下の値を「,(カンマ)」区切りで定義します。
- “index”: インデックス作成を許可
- “noindex”: インデックス作成を拒否
- “follow”: リンクをたどることを許可
- “nofollow”: リンクをたどることを拒否
viewport
- モバイルデバイスの初期の表示領域を指定できます。content属性には、以下の値を「,(カンマ)」区切りで定義します。
- “width=表示領域の横幅”: 200px〜10000pxの範囲または、device-widthで指定。(初期値:980px)
- “height=表示領域の高さ”: 233px〜10000pxの範囲または、device-heightで指定。(初期値:自動)
- “initial-scale= 初期のズーム倍率”: [minimum-scale, maximum-scale]の範囲で指定。
- “minimum-scale=最小の倍率”: 0〜10の範囲で指定。(初期値:0.25)
- “maximum-scale=最大の倍率”: 0〜10の範囲で指定。(初期値:1.6)
- “user-scalable=ズームの操作”: yesまたは、noで指定(初期値:yes)
http-equiv
属性
http-equiv属性は、サーバーやユーザーエージェントの動作に関する情報の種類を指定する属性です。http-equiv属性の属性値にその情報の種類を指定し、値はcontent属性で定義します。なお、charset属性または、name属性とは同時に使用できません。
- 属性値
-
content-language
- ページのデフォルト言語を指定できます。content属性には、言語コードを定義します。主な言語コードは以下の通りです。
- “ja”: 日本語
- “en”: 英語
- “zh”: 中国語
- “ko”: 韓国語
content-type
- ドキュメントの種類を指定できます。content属性には、MIMEタイプと文字コードを定義します。なお、HTML5より前のHTMLでは、この属性で文字コードの指定を行います。
- “text/html; charset=UTF-8″: UTF-8
- “text/html; charset=Shift_JIS”: シフトJIS
- “text/html; charset=EUC-JP”: EUC
default-style
- デフォルトスタイルシートのグループ名を指定できます。content属性には、要素に指定したグループ名を定義します。
refresh
- ページのリロードやリダイレクトに関する情報を指定します。content属性には、リロードまたはリダイレクトするまでの秒数と、リダイレクトの場合はリダイレクト先を定義します。
- “秒数”: リロード
- “秒数; url=リダイレクト先のURL”: リダイレクト
set-cookie
- ページのcookieを指定することができます。
X-UA-Compatible
- Internet Explorerで互換表示させないように指定することができる。content属性には、IEのどのバージョンの標準モードで表示するかを、”IE=バージョン番号” のように定義します。
- “IE=edge”: 最新バージョン
- “IE=◯ (バージョン番号)”: そのバージョンの標準モード
- “IE=EmulateIE◯ (バージョン番号)”: そのバージョンのの記述に合わせた表示モード
content
属性
この属性はhttp-equiv属性または、name属性で指定した情報の種類に対する内容を指定する属性です。
- 属性値
- http-equiv属性または、name属性で指定した情報の種類に対する内容
属性によって様々な指定ができます。
サンプルが見たい
<meta>タグを使ったサンプルを
いくつか紹介。
<meta>
タグを使ったサンプルを紹介します。
charset属性を使ったサンプル
name属性とcontent属性を使ったサンプル
http-equiv属性とcontent属性を使ったサンプル
SNS用にOGPというデータを付与したサンプル
指定したい内容によって属性を使い分けよう。
対応ブラウザは?
基本的にどのブラウザでも大丈夫。
<meta>タグは HTML2以降で利用可能で、主に以下のブラウザが対応しています。
- Internet Explorar
- Internet Explorar あり ~
- Edge
- Edge 12 ~
- Google Chrome
- Google Chrome あり ~
- Firefox
- Firefox 1 ~
- Safari
- Safari あり ~
- Opera
- Opera あり ~
どのブラウザでも大丈夫です。